2010s 映画レビュー | ページ 14 | シネフィリー

2010s 映画レビュー

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戦争・反戦

『ダンケルク』考察とネタバレ|英国人はこの<名誉ある撤退>を忘れない

ノーラン監督が名誉ある撤退を映画化。個人の目線で捕えた戦争の迫力と悲惨さ。ハンス・ジマーの劇伴が、CGなしの広大な海岸の圧倒的スケールが、不安を煽る。
SF

『アップグレード』考察とネタバレ|一度イップ・マンと戦わせてみたい

体内に埋め込まれたAIチップで身体能力が飛躍的に向上。高速戦闘もお任せで、強さは滑稽さと紙一重。戦う姿がどことなくマトリックス似なのはご愛敬。
コメディ

『ピンカートンに会いにいく』考察とネタバレ|解散アラフォーのアイドルたち

アラフォーがアイドルユニットを再結成。前向きでない所に現実味。内田慈の好演で予想以上に笑える。けして『SUNNY』の後追いではなく、独自の面白味あり。
SF

『インセプション』考察とネタバレ|<夢のまた夢>を地で行くとこうなるのか

畳み掛ける夢の多層構造で、獲物に考えを植え付ける。脳トレに最適。娯楽で観られる程ヤワじゃない。夢の中の地下3階か4階で、何十年も暮らすのは結構快適かも。
SF

『インターステラー』考察とネタバレ|トイレの神様ではなく本棚の神様

ノーランらしいスケールと難解さ。だが最後は人情味溢れる家族映画。ご都合主義と言いたい奴は言え。父と娘の信頼の絆は重力と同様に時間の壁を超えるのだ。
青春

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』今更レビュー|加代ちゃんも歌えない

喋れない志乃(南沙良)と歌えない加代(蒔田彩珠)がデュオを結成し学園祭を目指す。苦悩だらけの高校生活だが、沼津の海は美しく、友情は尊い。
戦争・反戦

『花筐 HANAGATAMI』考察とネタバレ|短編を168分に増量しても濃厚

全編大林映画以外の何物でもない満腹感。唐津の幻想的な祭りや街並みの美しさ、アポロのような満島真之介の美。考えるな、感じよ。それが大林映画だ。
スポーツ、ゲーム

『ファイティングファミリー』考察とネタバレ|プロレスにあるのは筋書き

プロレスをこよなく愛し家族全員がレスラーという一家。題名に偽りなし。ニック・フロストの父親のおバカな言動に垣間見える家族愛とプロレス愛が沁みる。
クライム

『楽園』考察とネタバレ|吉田修一の短編融合はよいが、何が楽園なのか

吉田修一の短編二編を強引に統合した感が否めない。どの辺が楽園で、何を軸に映画が進んでいるのか。瀬々監督と原作者、この題材と配役では、ロクヨン+アクニンの印象が強い。
コメディ

『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』考察とネタバレ|どこを改訂?

アダム・サンドラーとベン・スティラーの兄弟、父がダスティン・ホフマンと家族コメディに無敵の布陣。プライド高い芸術家の父に、いくつになっても振り回される子供たち。
青春

『フランシス ハ』今更レビュー|ハァ?と言って挑発している訳ではないのだ

彼氏を振った途端、親友のルームメイトも結婚で去り、ダンサーの夢も挫折寸前でも、くじけないダメ女。グレタ・ガーウィグは監督業も順調だけど、この役は実に彼女にふさわしい。
ドラマ

『灼熱の魂』考察とネタバレ|あまりに重たい真実に焼け焦げる心

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の出世作。ミステリーと呼ぶにはあまりに重く切ない、亡き母の過去を辿る旅。死んだはずの父、いないはずの兄を探し始めた姉弟が辿り着いた真実。
ドラマ

『帰れない二人』考察とネタバレ|経済発展した中国に渡世人は暮らしにくい

ジャ・ジャンクー監督のミューズであるチャオ・タオ主演で贈る、新世代の任侠映画。
コメディ

『団地』考察とネタバレ|団地の給水塔マニアも萌える逸品

阪本順治監督がお馴染みのメンバーに斎藤工を加えて贈る、団地を舞台にした不思議な世界。
ドラマ

『マリッジストーリー』考察とネタバレ|ディボースストーリーとしないセンス

子供の親権をめぐる法廷ドラマ。当事者夫婦の葛藤をよそに、弱肉強食の弁護士同士の代理戦争が熾烈。静かに苦悩し涙するアダム・ドライバーに新鮮な魅力。
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