1990s 映画レビュー

コメディ

『みんな〜やってるか!』今更レビュー|なんでも許される時代だったのだ

ビートたけし名義での監督作品。ベタなコントで突き進む110分に付き合う勇気はあるか。
サスペンス

『セブン』今更レビュー|定年退職間際の刑事には死亡フラッグが

デヴィッド・フィンチャー監督が世間の度肝を抜いた、衝撃的な出世作。
サスペンス

『ゲーム』今更レビュー|フィンチャーが仕掛けた128分の極上体験

デヴィッド・フィンチャーの最高傑作。誕生日プレゼントにもらったゲームの招待状が、男の人生を翻弄する。
バイオレンス

『ファイトクラブ』今更レビュー|規則第一条、クラブについて口外しない

デヴィッド・フィンチャー監督がブラッド・ピットと再タッグを組んだバイオレンスドラマ。喧嘩集団ファイト・クラブ。
バイオレンス

『ソナチネ』今更レビュー|商業路線に足を踏み入れる前のキタノブルー

北野武監督によるバイレオンスと芸術性の奇跡的な融合。童心に帰った男たちが遊ぶ沖縄の海で暴力団の抗争が激化する。
恋愛

『あの夏いちばん静かな海』今更レビュー|まあでも、真木蔵人は絵になるわ

北野武監督の三作目はバイオレンスから脱却し、恋人同士の台詞を排した静謐なラブストーリー。
クライム

映画『ファーゴ』今更レビュー|ネッフリのドラマとは違う本家本元の味わい

コーエン兄弟の放ったスマッシュヒット。狂言誘拐から始まる悲劇の連鎖をブラックユーモア混じりで描く傑作サスペンス。
ドラマ

『ナイトオンザプラネット』今更レビュー|夜は寒く寂しいけれど優しい

ジム・ジャームッシュの放つ最大ヒット作。世界の五つの都市で夜の町にタクシーを走らせる運転手のオムニバス・ストーリー。
バイオレンス

『3-4×10月』今更レビュー|サヨナラ敗けが人生だ

いよいよ監督・脚本を自ら手掛け、北野武監督の実質的なデビュー作。やりたいことの全てが本作に詰まっている。
ドラマ

『サイモンバーチ』今更レビュー|ボクの身体や声は神様の道具なんだ

ジョン・アーヴィングの傑作長編「オウエンのために祈りを」の映画化。身体の小さな少年サイモンと親友ジョーの友情を描く。
ファンタジー

『はるかノスタルジイ』今更レビュー|人は忘れられるから生きていけるのか

『ふたり』に続いて石田ひかりをヒロインに、大林宣彦監督が小樽で撮ったファンタジー。
青春

『四月物語』/『ARITA』今更レビュー|岩井俊二監督初期作品集③

岩井俊二監督が松たか子を撮った『四月物語』、広末涼子を撮った短編『ARITA』の二作品レビュー。
ドラマ

『スワロウテイル』今更レビュー|かつてイェンタウン、今やイオンタウンか

岩井俊二監督が東京湾岸に作り上げた、日本が元気だった頃の理想郷・円都(イェン・タウン)。
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『Love Letter』今更レビュー|「あなたは誰ですか」手紙のあった時代に

岩井俊二の長編監督デビュー作、ラヴレター。小樽と神戸で中山美穂の二役が雪に映える、手紙と分身の混沌。
1990s 映画レビュー

『39 刑法第三十九条』今更レビュー|殺人鬼の多重人格は心神喪失か詐病か

森田芳光監督が、心神喪失者に罪を問えるか真剣に向き合ったサイコサスペンス。堤真一の怪演が圧巻。