アメリカ | ページ 21 | シネフィリー

アメリカ

コメディ

『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』考察とネタバレ|どこを改訂?

アダム・サンドラーとベン・スティラーの兄弟、父がダスティン・ホフマンと家族コメディに無敵の布陣。プライド高い芸術家の父に、いくつになっても振り回される子供たち。
青春

『フランシス ハ』今更レビュー|ハァ?と言って挑発している訳ではないのだ

彼氏を振った途端、親友のルームメイトも結婚で去り、ダンサーの夢も挫折寸前でも、くじけないダメ女。
ファンタジー

『マルコヴィッチの穴』考察とネタバレ|エレベータの階数表示ボタンが笑

カウフマンとスパイク・ジョーンズのコンビが描く秀逸なナンセンス。7と1/2階で降りたフロアに広がる天井高が半分の世界。そして人気俳優の脳内へ。
戦争・反戦

『1917 命をかけた伝令』考察とネタバレ|伝令は戦国の世から命がけだ

ワンシーン・ワンカットは地味にスゴイけど売り込み過ぎ。本来のスリルとスケール感で十分推せる作品。
ドラマ

『マリッジストーリー』考察とネタバレ|ディボースストーリーとしないセンス

子供の親権をめぐる法廷ドラマ。当事者夫婦の葛藤をよそに、弱肉強食の弁護士同士の代理戦争が熾烈。
ミステリ―

『ナイブズアウト 名探偵と刃の館の秘密』考察とネタバレ|嘘なら吐くよ

現代風ミステリーでも本格派。ダニエル・クレイグもクリス・エヴァンスも楽しんで演じている風でよい。資産家の死は自殺か他殺か。屋敷にいた全員を容疑者に。
戦争・反戦

『ジョジョラビット』考察とネタバレ|ジョジョ立ちするのはアドルフばかり

ジョジョ立ちするのはアドルフばかり。風刺が効いた不謹慎な笑いの前半から、敗戦濃厚になる後半で様相を変える、笑って泣ける反戦映画。
ドラマ

『リチャードジュエル』考察とネタバレ|政府が有罪といったら無罪の証拠だ

クリント・イーストウッドが描く過熱報道が犠牲者を生む社会。爆弾発見の英雄から一夜にして自己顕示欲の強い容疑者に祭り上げられる展開は、観ていて恐ろしい。
アクション

『オールドガード』考察とネタバレ|まさに百年の孤独、不死身は幸福か

特殊部隊を率いて敵と戦うシャーリーズ・セロン。何百年も人類の歴史の裏で暗躍してきたメンバー、不死身ゆえの孤独と虚しい戦果。意味はあるのか、この戦いに。
ファンタジー

『A GHOST STORY ゴーストストーリー』今更レビュー|まずシーツを洗え

まず、シーツを洗えと言いたい。恋人のもとに現れるゴースト映画だが、家の中の妻をただじっと見ているうちに、物語はどんどん壮大な展開になっていく。
SF

『her 世界でひとつの彼女』考察とネタバレ|私の代書は出版しないでほしい

人工知能と男の色恋。声で魅了するスカーレット・ヨハンソン。愛を手紙に綴るホアキン・フェニックス。スパイク・ジョーンズのセンスが冴える、近未来の恋愛映画。
クライム

『最後の追跡』考察とネタバレ|テキサスで銀行強盗は、考え直した方がいい

銀行強盗兄弟とそれを追うテキサスレンジャーは現代版の西部劇。店頭客も市民も銃を携え、犯人に発砲してくる荒っぽさ。ブリッジスが渋い。
ドラマ

『ブラッドダイヤモンド』今更レビュー|永遠の輝きには闇もある

給料3か月分の輝きの裏に潜む血の紛争。資金源になるブラッドダイヤモンドの社会問題に斬り込む。
クライム

『マザーレス ブルックリン』考察とネタバレ|構想20年のノートン渾身作

エドワード・ノートンのフィルム・ノワール。抜群の記憶力と思ったことがすぐ口に出てしまう珍探偵、殺されたボスの事件調査に。トム・ヨークの曲でブルックリンの渋みが増す。
SF

『ターミネーター ニューフェイト』考察とネタバレ|T2超えの見果てぬ夢

新たな敵の強さと変幻自在ぶりは確かに目をみはるが、そんなのT2の警官で感動し尽くした。たとえキャメロンでも傑作『ターミネーター2』を超えることなど、見果てぬ夢だったのでは。