戦争・反戦 『ダンケルク』考察とネタバレ|英国人はこの<名誉ある撤退>を忘れない ノーラン監督が名誉ある撤退を映画化。個人の目線で捕えた戦争の迫力と悲惨さ。ハンス・ジマーの劇伴が、CGなしの広大な海岸の圧倒的スケールが、不安を煽る。 2020.09.19 2010s 映画レビューアメリカ戦争・反戦評点★★★★☆以上
コメディ 『金田一耕助の冒険』金田一耕助の事件簿①|<瞳の中の〇>は大林映画の鬼門 古谷一行のTV版金田一を愛し、尾道三部作を愛する私には、何十年も怖くて見られなかった大林作品。パロディの連発に忙しく、誰もストーリーに関心を払わない怪作。 2020.09.18 1970s 映画レビューコメディ日本
SF 『アップグレード』考察とネタバレ|一度イップ・マンと戦わせてみたい 体内に埋め込まれたAIチップで身体能力が飛躍的に向上。高速戦闘もお任せで、強さは滑稽さと紙一重。戦う姿がどことなくマトリックス似なのはご愛敬。 2020.09.17 2024.08.07 2010s 映画レビューSFアメリカ
スリラー 『悪魔はいつもそこに』考察とネタバレ|まともな牧師も保安官もいないのか 偶然に席を譲ったことから始まる悲劇の連鎖。祈りを捧げる者は救われるか。この町には悪魔が多すぎる。 2020.09.16 2020 映画レビューNETFLIXアメリカスリラー
サスペンス 『メメント』今更レビュー|10分前何してた?今や私も日常的に自問自答する 短期記憶を持続できない男が亡き妻の復讐に挑む。全編時間を遡る構成は今なお斬新。ノーランの出世作。難解な映画を解き明かす先に、本当のだましが待っている。 2020.09.15 2000s 映画レビューアメリカサスペンス評点★★★★☆以上
コメディ 『ピンカートンに会いにいく』考察とネタバレ|解散アラフォーのアイドルたち アラフォーがアイドルユニットを再結成。前向きでない所に現実味。内田慈の好演で予想以上に笑える。けして『SUNNY』の後追いではなく、独自の面白味あり。 2020.09.14 2024.08.31 2010s 映画レビューコメディ日本
SF 『ガタカ』今更レビュー|題名は覚えにくいけど知る人ぞ知る傑作SF 題名は覚えにくいけど、知る人ぞ知る傑作SF。20年前はSF映画だった。今ではもう、現実社会を描いた作品に思える。 2020.09.13 1990s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
コメディ 『ヒズガールフライデー』今更レビュー|息つく暇もない掛け合い漫才コメディ これがスクリューボール・コメディというものか。あまりの勢いにタジタジ。ケーリー・グラントの髪型と割れたアゴ、それにくわえ煙草の仕事姿が時代を感じさせる。 2020.09.12 2024.08.07 1940s 映画レビューアメリカコメディ
SF 『インセプション』考察とネタバレ|<夢のまた夢>を地で行くとこうなるのか 畳み掛ける夢の多層構造で、獲物に考えを植え付ける。脳トレに最適。娯楽で観られる程ヤワじゃない。夢の中の地下3階か4階で、何十年も暮らすのは結構快適かも。 2020.09.11 2010s 映画レビューSFアメリカ
SF 『インターステラー』考察とネタバレ|トイレの神様ではなく本棚の神様 ノーランらしいスケールと難解さ。だが最後は人情味溢れる家族映画。ご都合主義と言いたい奴は言え。父と娘の信頼の絆は重力と同様に時間の壁を超えるのだ。 2020.09.10 2010s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
青春 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』今更レビュー|加代ちゃんも歌えない 喋れない志乃(南沙良)と歌えない加代(蒔田彩珠)がデュオを結成し学園祭を目指す。苦悩だらけの高校生活だが、沼津の海は美しく、友情は尊い。 2020.09.09 2010s 映画レビュー日本青春
青春 『青春デンデケデケデケ』今更レビュー|香川に初めて鳴り響くエレキサウンド 日本中の若者がベンチャーズに洗脳されていた時代の青春グラフィティ。 2020.09.08 2024.08.08 1990s 映画レビュー日本青春
SF 『月に囚われた男』今更レビュー|私なら南極料理人も同行させたい 3年契約で月の裏側にひとり単調な労働。話し相手はAIのみ。未見な人が羨ましいSF佳作。サム・ロックウェルの一人芝居だが、まったく飽きさせない。 2020.09.07 2000s 映画レビューSFイギリス評点★★★★☆以上
スリラー 『もう終わりにしよう。』考察とネタバレ|降る雪もタイトルの意味も深い チャーリー・カウフマンだが笑えない、何もでてこないけど怖い。そして謎が解ける時、悲しみに気づく。といっても、映画は結構難解だ。 2020.09.06 2020 映画レビューNETFLIXアメリカスリラー
戦争・反戦 『花筐 HANAGATAMI』今更レビュー|大林監督戦争三部作③ 全編大林映画以外の何物でもない満腹感。唐津の幻想的な祭りや街並みの美しさ、アポロのような満島真之介の美。考えるな、感じよ。それが大林映画だ。 2020.09.05 2010s 映画レビュー戦争・反戦日本