大林宣彦

ファンタジー

『はるかノスタルジイ』今更レビュー|人は忘れられるから生きていけるのか

『ふたり』に続いて石田ひかりをヒロインに、大林宣彦監督が小樽で撮ったファンタジー。
ラブコメ

『四月の魚 ポワソンダブリル』今更レビュー|作品の初DVD化には感謝だが

大林宣彦監督が高橋幸宏とタッグを組んだ不思議なコメディが、ついに初DVD化。そこは素直に喜びたいけれど。
ファンタジー

『ふたり』今更レビュー|新・尾道三部作は北の国からではなく坂の街から

赤川次郎原作を大林宣彦監督が映画化した新・尾道三部作の第一作。石田ひかりの初主演に中嶋朋子が共演。甘酸っぱい青春ファンタジー。
ファンタジー

『さびしんぼう』今更レビュー|放課後の実験室に匂うはラベンダーか牛鍋か

大林宣彦監督、尾道三部作の最後を飾る青春ファンタジー。ひとがひとを恋うるとき、人は誰でもさびしんぼうになる。
恋愛

『天国にいちばん近い島』今更レビュー|メガネっ娘、世に憚る

大林宣彦監督、原田知世主演。亡き父に聞いた、ニューカレドニアにあるという、天国にいちばん近い島を探し求めて女子高生が旅に出る。
青春

『時をかける少女』今更レビュー|お醤油の匂いのハンカチ片手に

お醤油の匂いがいっぱいするハンカチを片手に観たい、不朽の青春映画。大林宣彦監督が原田知世を起用した尾道三部作第二弾。
ファンタジー

『あの夏の日 とんでろじいちゃん』今更レビュー|尾道に別れ告げファンタ爺

大林宣彦監督の新尾道三部作の最後を飾るは少年とじいちゃんのファンタジー。以降20年、監督は尾道と訣別することになる。
ホラー

『麗猫伝説』今更レビュー|火サスで放映大林監督+円谷プロの尾道映画

日テレ<火曜サスペンス劇場>の100回記念作品として放映の大林宣彦監督作品。入江たか子と実の娘の若葉がダブルキャストで演じる愛くるしい猫娘。
サスペンス

『瞳の中の訪問者』今更レビュー|宍戸錠の「ブラック・ジャックもよろしく」

大林宣彦+手塚治虫の最強タッグ。公開当時は衝撃的でも時代が追い付いた。ここまで真剣に手塚作品を実写化した監督がいただろうか。
ファンタジー

『異人たちとの夏』今更レビュー|地下鉄やワゴンに乗らずとも亡き親に会える

死んだはずの両親と楽しく過ごす四畳半。泣ける大林宣彦監督作品、山田太一の浅草愛。チャキチャキの江戸っ子の父・鶴太郎、聖母のような秋吉久美子が注ぐ愛情。
コメディ

『金田一耕助の冒険』金田一耕助の事件簿①|<瞳の中の〇>は大林映画の鬼門

古谷一行のTV版金田一を愛し、尾道三部作を愛する私には、何十年も怖くて見られなかった大林作品。パロディの連発に忙しく、誰もストーリーに関心を払わない怪作。
青春

『青春デンデケデケデケ』今更レビュー|香川に初めて鳴り響くエレキサウンド

日本中の若者がベンチャーズに洗脳されていた時代の青春グラフィティ。
戦争・反戦

『花筐 HANAGATAMI』今更レビュー|大林監督戦争三部作③

全編大林映画以外の何物でもない満腹感。唐津の幻想的な祭りや街並みの美しさ、アポロのような満島真之介の美。考えるな、感じよ。それが大林映画だ。
ホラー

『HOUSE』今更レビュー|生首っ、生首っ、生首よ! え、早口ことば?

大林宣彦監督の劇場用映画第一弾。伝説はここから始まった。実験的精神と遊び心に溢れる笑えるホラー。苦手な人は見向きもしないだろうが、好きな人にはたまらない。
戦争・反戦

『海辺の映画館 キネマの玉手箱』考察とネタバレ|閉館でも灯を絶やさずに

大林宣彦監督の遺作は、軽妙な笑いや映画の楽しさも盛り込んだ集大成。反戦の願いが我々に託される。実験的な挑戦も健在で、3時間の大作にいささかの気力の衰えもない。