SF 『インターステラー』考察とネタバレ|トイレの神様ではなく本棚の神様 ノーランらしいスケールと難解さ。だが最後は人情味溢れる家族映画。ご都合主義と言いたい奴は言え。父と娘の信頼の絆は重力と同様に時間の壁を超えるのだ。 2020.09.10 2010s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
青春 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』今更レビュー|加代ちゃんも歌えない 喋れない志乃(南沙良)と歌えない加代(蒔田彩珠)がデュオを結成し学園祭を目指す。苦悩だらけの高校生活だが、沼津の海は美しく、友情は尊い。 2020.09.09 2010s 映画レビュー日本青春
青春 『青春デンデケデケデケ』今更レビュー|香川に初めて鳴り響くエレキサウンド 日本中の若者がベンチャーズに洗脳されていた時代の青春グラフィティ。 2020.09.08 2024.08.08 1990s 映画レビュー日本青春
SF 『月に囚われた男』今更レビュー|私なら南極料理人も同行させたい 3年契約で月の裏側にひとり単調な労働。話し相手はAIのみ。未見な人が羨ましいSF佳作。サム・ロックウェルの一人芝居だが、まったく飽きさせない。 2020.09.07 2000s 映画レビューSFイギリス評点★★★★☆以上
スリラー 『もう終わりにしよう。』考察とネタバレ|降る雪もタイトルの意味も深い チャーリー・カウフマンだが笑えない、何もでてこないけど怖い。そして謎が解ける時、悲しみに気づく。といっても、映画は結構難解だ。 2020.09.06 2020 映画レビューNETFLIXアメリカスリラー
戦争・反戦 『花筐 HANAGATAMI』今更レビュー|大林監督戦争三部作③ 全編大林映画以外の何物でもない満腹感。唐津の幻想的な祭りや街並みの美しさ、アポロのような満島真之介の美。考えるな、感じよ。それが大林映画だ。 2020.09.05 2010s 映画レビュー戦争・反戦日本
コメディ 『カツベン!』考察とネタバレ|花の巴里〜か倫敦か。春、東映のローマンス 無声映画の脇で名調子を謳い上げ、映画に息を吹き込んだ活動弁士。日本固有の文化を周防監督が喜劇に。成田凌に黒島結菜の共演が、ドタバタ喜劇に味わいをもたらす。 2020.09.04 2024.08.31 2020 映画レビューコメディ日本評点★★★★☆以上
クライム 『アンカットダイヤモンド』考察とネタバレ|ダイヤじゃなくオパールだけど こんなに凄みの効いたアダム・サンドラー、見たことない。どぎつい金の亡者の主人公は多額の借金地獄。しかも他人の金を拝借してはNBAの賭け試合に突っ込む。 2020.09.03 2024.08.07 2020 映画レビューNETFLIXアメリカクライム
スポーツ、ゲーム 『ファイティングファミリー』考察とネタバレ|プロレスにあるのは筋書き プロレスをこよなく愛し家族全員がレスラーという一家。題名に偽りなし。ニック・フロストの父親のおバカな言動に垣間見える家族愛とプロレス愛が沁みる。 2020.09.02 2024.08.07 2010s 映画レビューアメリカスポーツ、ゲーム
ホラー 『HOUSE』今更レビュー|生首っ、生首っ、生首よ! え、早口ことば? 大林宣彦監督の劇場用映画第一弾。伝説はここから始まった。実験的精神と遊び心に溢れる笑えるホラー。苦手な人は見向きもしないだろうが、好きな人にはたまらない。 2020.09.01 1970s 映画レビューホラー日本
青春 『冬冬の夏休み』考察とネタバレ|ステイホーム、この映画で帰省気分に ステイホームでも、バーチャルな帰省体験をノスタルジックな田舎の夏の原風景で。侯孝賢監督の代表作。台湾なのに、すっかり日本の昭和の夏。 2020.08.31 1980s 映画レビュー台湾青春
クライム 『楽園』考察とネタバレ|吉田修一の短編融合はよいが、何が楽園なのか 吉田修一の短編二編を強引に統合した感が否めない。どの辺が楽園で、何を軸に映画が進んでいるのか。瀬々監督と原作者、この題材と配役では、ロクヨン+アクニンの印象が強い。 2020.08.30 2010s 映画レビュークライム日本
ホラー 『CURE』考察とネタバレ|癒しを求める人々の心の隙に伝道師がつけ入る 黒沢清と役所広司の最強タッグのホラーはここから始まる。癒しを求めて、人は伝道師の罠に落ちていく。黒沢ホラーの真骨頂、サイコホラーの真髄を体感せよ。 2020.08.29 2024.06.14 1990s 映画レビューホラー日本評点★★★★☆以上
コメディ 『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』考察とネタバレ|どこを改訂? アダム・サンドラーとベン・スティラーの兄弟、父がダスティン・ホフマンと家族コメディに無敵の布陣。プライド高い芸術家の父に、いくつになっても振り回される子供たち。 2020.08.28 2010s 映画レビューNETFLIXアメリカコメディ
クライム 『顔』考察とネタバレ|役者は顔じゃないよ、ハートさ 殺人犯の逃亡劇を描いても、どこか滑稽さを感じさせる藤山直美の持味と、それを引き出す阪本順治監督。脇を固める常連メンバーの結束も固い。 2020.08.27 2000s 映画レビュークライム日本