1980s 映画レビュー | ページ 4 | シネフィリー

1980s 映画レビュー

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戦争・反戦

『戦場のメリークリスマス』今更レビュー|こりゃ惚れてまうわ、ボウイ

公開40年。なお、時代の先取り感のある大島渚監督のヒット作。サカモトが、たけしが、ボウイが、トム・コンティが、美しく男たちを描き出す。
ドラマ

『パリ、テキサス』今更レビュー|覗き部屋からこんなに美しい映画が

ヴィム・ヴェンダース監督の代表作といえるロードムービーの傑作。全編に流れるライ・クーダ―の旋律が、旅愁をかき立てる。
SF

『遊星からの物体X』今更レビュー|もうスペアリブはムリだわ(南極料理人)

ジョン・カーペンター監督によるSFホラーの傑作。閉ざされた南極の基地に、擬態する正体不明の敵。40年近く前の作品でも、怖いものは怖い。
ファンタジー

『ベルリン 天使の詩』今更レビュー|うちのカミさんじゃなく神様の物語

ヴィム・ヴェンダース監督の代表作、かつてのミニシアター系ロングランヒット作。芸術性の高さとハートウォーミングな物語を見事に両立させた手腕はさすが。
青春

『時をかける少女』今更レビュー|お醤油の匂いのハンカチ片手に

お醤油の匂いがいっぱいするハンカチを片手に観たい、不朽の青春映画。大林宣彦監督が原田知世を起用した尾道三部作第二弾。
ホラー

『麗猫伝説』今更レビュー|火サスで放映大林監督+円谷プロの尾道映画

日テレ<火曜サスペンス劇場>の100回記念作品として放映の大林宣彦監督作品。入江たか子と実の娘の若葉がダブルキャストで演じる愛くるしい猫娘。
ドラマ

『泥の河』今更レビュー|これは日本版ノマドライフなのかもしれない

小栗康平監督のデビュー作。もはや戦後ではない大阪の河辺、二人の少年の友情と隔たりを瑞々しく描く。子供たちの表情も豊かでよいが、見守る大人たちの優しさも好き。
ファンタジー

『異人たちとの夏』今更レビュー|地下鉄やワゴンに乗らずとも亡き親に会える

死んだはずの両親と楽しく過ごす四畳半。泣ける大林宣彦監督作品、山田太一の浅草愛。チャキチャキの江戸っ子の父・鶴太郎、聖母のような秋吉久美子が注ぐ愛情。
青春

『冬冬の夏休み』考察とネタバレ|ステイホーム、この映画で帰省気分に

ステイホームでも、バーチャルな帰省体験をノスタルジックな田舎の夏の原風景で。侯孝賢監督の代表作。台湾なのに、すっかり日本の昭和の夏。
SF

『ねらわれた学園』今更レビュー|みんないつもと同じ。でも誰かがこの学園を

みんないつもと同じだ。でも、誰かがこの学園をねらっている。時を隔てても色あせないアイドル映画の金字塔。終盤からは違う映画と割り切って大林宣彦監督の世界へ。
恋愛

『恋恋風塵』考察とネタバレ|若者の恋心は、塵のように軽く頼りないもの

台湾の山村の起伏に富んだ集落、豊かな緑や渓谷にかかる吊り橋。素朴ながら研ぎ澄まされた映像にホウ・シャオシェンの技が冴える。若者の純粋で淡い恋が風塵に舞う。
ドラマ

『恐怖分子』考察とネタバレ|それは静かに育ち、人の心に繁殖する

電話ひとつで人の心に恐怖の種は宿り、静かに育つ。早逝の鬼才エドワード・ヤン秀作。窓から現れる拳銃、壁一面に貼られた娘の写真、鳴り響く電話のベル、流れる水音。随所に監督の魂が宿る。
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