評点★★★★☆以上 | ページ 11 | シネフィリー

評点★★★★☆以上

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SF

『her 世界でひとつの彼女』考察とネタバレ|私の代書は出版しないでほしい

人工知能と男の色恋。声で魅了するスカーレット・ヨハンソン。愛を手紙に綴るホアキン・フェニックス。スパイク・ジョーンズのセンスが冴える、近未来の恋愛映画。
スリラー

『黒い家』考察とネタバレ|今観ても十分怖い森田芳光の傑作ホラー

貴志祐介の原作を森田芳光が味付けした保険金をめぐるサイコホラーの傑作。大竹しのぶの怪演で、今観ても十分怖い。盤上ならぬボウリング場の向日葵。内野聖陽若い!
ドラマ

『恐怖分子』考察とネタバレ|それは静かに育ち、人の心に繁殖する

電話ひとつで人の心に恐怖の種は宿り、静かに育つ。早逝の鬼才エドワード・ヤン秀作。窓から現れる拳銃、壁一面に貼られた娘の写真、鳴り響く電話のベル、流れる水音。随所に監督の魂が宿る。
青春

『牯嶺街少年殺人事件』今更レビュー|236分の覚悟を決めよう、後悔はない

邦題が読めないのと時間の長さで、つい敬遠していた佳作。25年ぶりにデジタル・リマスター版公開に。236分の覚悟を決めよう、後悔はない。
ラブコメ

『隠れビッチやってました』考察とネタバレ|告白させるまでがゲームなの

佐久間由衣を主演に持ってきた時点で作戦勝ち。初主演作でこのビッチを熱演する意外性に萌える。告白させるまでがゲーム、あとは鼻ほじりながら男を振るだけ。
ファンタジー

『ラストクリスマス』考察とネタバレ|ワム!の歌詞の意味が深い

達郎・マライアとともに定番のワム!のXmas曲で、今さら映画作るか?と思ったら、意外と心を打つ。なるほど去年のクリスマスか、タイトルに偽りなし。
ドラマ

『ヤンヤン夏の想い出』考察とネタバレ|窓反射と人物遠景の映像美

一コマ一コマが脆く美しい。なぜ人は初めてを恐れるのか。誰も繰り返しを望んでいる訳ではないのに。エドワード・ヤン監督の窓反射と人物遠景の映像美。
スポーツ、ゲーム

『フォードVSフェラーリ』今更レビュー|敵はイタリアでなく自陣にあり

王者フェラーリに挑んで一泡吹かせてやる無名の挑戦者の物語の様だが、大企業病のフォードこそ自動車業界の雄。敵はイタリアでなく、自陣にあり。
恋愛

『知らない、ふたり』考察とネタバレ|一目惚れが連鎖するイケメンの町

今泉力哉監督、今回は一目惚れと告白の美学か。<知らない>の後の句読点はいろいろな意味に取れる。観終わった後の幸福感がいい具合。
恋愛

『パンとバスと2度目のハツコイ』考察とネタバレ|それは無敵な片想い

パン屋の女子とバス運転手の男子。片思い映画の達人、今泉力哉監督の得意分野。スキにならずにスキでいる、それは無敵な片想い。
クライム

『ザ・レポート』考察とネタバレ|こんな映画が公開できる国であってほしい

アダム・ドライバーが演じる米国上院職員が、CIAによる「強化尋問プログラム」という名の拷問を徹底追及する
ドラマ

『さらば冬のかもめ』考察とネタバレ|護衛官と囚人の奇妙な友情

シンプルな脚本でも、映画は面白くなる。ジャック・ニコルソンが若い!罪を犯した新兵と海軍刑務所に護送する下士官の二人に、道中で奇妙な友情が芽生える。
アニメ

『失くした体』考察とネタバレ|口ほどにものを言う<手っちゃんの冒険>

「手」が無言のパリ冒険。流麗な動きと風景描写の美しさ、臨場感溢れる効果音。メトロのエスカレータを「手」が駆け下りてホームに滑り込むシーンに息をのむ。
ホラー

『ベルベットバズソー 血塗られたギャラリー』考察とネタバレ|アート業界恐え

ギルロイ監督にジェイク・ギレンホールで『ナイト・クローラー』の再来か。カネと欲望のアート業界、気づけばスタイリッシュなホラーの様相。
クライム

『プリズナーズ』考察とネタバレ|逃げた家にはあなたもいた

ヴィルヌーヴ監督の傑作。野獣化するヒュー・ジャックマンと孤高の刑事ジェイク・ギレンホールの対立。神を信じる者と従わぬ者、そして異教者の構図で観るもよし、理屈抜きで楽しむもよし。
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