2010s 映画レビュー

アクション

『ザ ファブル』考察とネタバレ|腐敗した奴らを除菌消臭する殺し屋の寓話

6秒で仕留める伝説の殺し屋ファブルが殺しを封印。岡田准一はコミカルな役でも強い。そしてあまりに美しいアクション。誰か彼の目出し帽を剥ぎ取って、素顔をみせてくれ。
アクション

『SHADOW/影武者』考察とネタバレ|チャン・イーモウの新解釈・三国志

これぞチャン・イーモウ監督の美学。水墨画のような色彩に舞うようなアクション。魅了されっぱなしだ。その人なしでも、影はある。
MARVEL

『アイアンマン3』MCU一気通貫レビュー07

『アベンジャーズ』の興奮も冷めぬ燃え尽き症候群の中、一体どんな作品なら満足が得られるというのか。そんな苦悩が滲み出ている三作目。
ドラマ

『チチを撮りに』今更レビュー|念のために言っておくが家族ドラマである

中野量太監督の初長篇。幼い頃に家を出た父の死に顔を撮りに、田舎まで出向く姉妹が出会う父の親族。
MARVEL

『アベンジャーズ』MCU一気通貫レビュー06

日本よ、ここが、ひとつの到達点だ。全部入りの満足感がハンパない。ここまでエンタメ志向の大サービスには、敬意を表する。
MARVEL

『キャプテンアメリカ ザファーストアベンジャー』MCU一気レビュー05

満を持してようやく登場のキャップ。大戦の歴史からしっかり描く作り手の真摯な姿勢。改造前の貧弱な肉体の方が合成という逆転の発想。
MARVEL

『マイティソー』MCU一気通貫レビュー04

クリス・ヘムズワースの能天気な豪傑ぶりとトム・ヒドルストンのダークヒーローぶりの対比が冴える、北欧神話とMCUのコラボ企画。
MARVEL

『アイアンマン2』MCU一気通貫レビュー03

トニー・スタークの人格破綻ぶりが凄いので、一度ウォーマシンに叩きのめされて更生してほしい。ミッキー・ロークの薄汚れたヴィラン、ウィップラッシュが渋くてクール!
伝記・歴史

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』考察とネタバレ|やっぱ地歴も勉強しよ

スコットランド女王メアリーとイングランド女王エリザベスⅠ世、王位継承戦前に山川の世界史を読もう。シアーシャ・ローナンは本物が降臨したようにしかみえない。
ドラマ

『沈まない三つの家/ お兄チャンは戦場に行った!?』今更レビュー

中野量太監督の初期作品。逆境にある様々な家族の踏ん張りが、繊細に、だが力強く描かれている。
西部劇

『荒野の誓い』考察とネタバレ|ウェスタンノワールって難しい

宿敵シャイアン族の首長を居住地まで護送する危険な旅。家族をコマンチ族に殺された女。クリスチャン・ベールのノワールな西部劇。
ドラマ

『長いお別れ』考察とネタバレ|少しずつ忘れていくのも、少し死ぬこと

厳格な教育者だった父の認知症で、妻と娘たちは再び結束する。温かいユーモア精神が沁みる。新たな認知症映画のスタンダードだ。強面の山崎努がいい。
スリラー

『複製された男』考察とネタバレ|あえて原作をいじったか、読んでないのか

ヴィルヌーヴ監督とギレンホールが再タッグの異色作。自分に生き写しの男に出会ってから狂いだす人生。蜘蛛のメタファーに幻惑されてはいけない。
アクション

『悪女 AKUJO』考察とネタバレ|どう撮ったのか想像もつかないアクション

長回し50人斬りのヒロイン殴り込みに冒頭から度肝を抜かれる。韓流色恋とド派手アクションの融合。どうやって撮ったのか想像もつかないアクションてんこ盛り。
伝記・歴史

『ジュディ 虹の彼方に』考察とネタバレ|虹の向こうには何があったのか

ジュディ・ガーランドの華やかな舞台裏にあった過酷な半生。抑圧と搾取の子役時代。だが、ステージでは輝きを取り戻す。