ホラー 『カリスマ』考察とネタバレ|世界の法則を回復させよう、枯れスマに花を 黒沢清監督と役所広司によるホラー。人質と犯人両方を死なせた刑事の自責の念が、<世界の法則を回復すること>に自分を駆り立てる。 2020.06.29 1990s 映画レビューホラー日本
青春 『宮本から君へ』考察とネタバレ|自己満足したいだけじゃね? むせ返るほどの熱量がある。池松壮亮も蒼井優も、原作に心底惚れぬいた役者ならではの、気迫がある。それこそ、湯を沸かすほどの熱い何かが、本作に注がれている。 2020.06.28 2010s 映画レビュー日本青春
ドラマ 『ひとよ』考察とネタバレ|一夜、それは母の覚悟の選TAXI 我が子のために犯行に及んだ母親の出所を素直に迎えられない子供たちにモヤモヤ。それぞれ、夢を諦めたり、世間の非難を受けたり、つらい思いをしてきたのだろうけど。 2020.06.27 2010s 映画レビュードラマ日本
ファンタジー 『嵐電』考察とネタバレ|紫のきつねと緑のたぬきの京都版銀河鉄道の夜 紫のきつねと緑のたぬきが化かし合う、京都版銀河鉄道の夜。この町には、不可思議な出来事がおきても、許される空気がある。井浦新のファンタジーも面白い。 2020.06.19 2010s 映画レビューファンタジー日本
ドラマ 『蜜蜂と遠雷』考察とネタバレ|音楽の神様に愛される者、映画の神様は? 音楽の神様に愛される者を、映画の神様も愛してくれるだろうか。一音一音を文字に書き起こした恩田陸渾身の原作を、どう映像化するか。 2020.06.18 2010s 映画レビュードラマ日本
恋愛 『知らない、ふたり』考察とネタバレ|一目惚れが連鎖するイケメンの町 今泉力哉監督、今回は一目惚れと告白の美学か。<知らない>の後の句読点はいろいろな意味に取れる。観終わった後の幸福感がいい具合。 2020.06.17 2010s 映画レビュー恋愛日本評点★★★★☆以上
ドラマ 『ごっこ』今更レビュー|疑似父娘でもこれは引く。泣く映画ごっこ、ちゃうぞ 見るべきは子役の平尾菜々花の眼力あふれる名演技。映画の方は、泣くための準備は十分にできていたのだが、いくら疑似父娘でもこれは引くわ。 2020.06.16 2010s 映画レビュードラマ日本
恋愛 『パンとバスと2度目のハツコイ』考察とネタバレ|それは無敵な片想い パン屋の女子とバス運転手の男子。片思い映画の達人、今泉力哉監督の得意分野。スキにならずにスキでいる、それは無敵な片想い。 2020.06.15 2010s 映画レビュー恋愛日本評点★★★★☆以上
クライム 『タロウのバカ』考察とネタバレ|終始絶叫している映画はどうも生理的に苦手 愛された記憶も戸籍もない少年が本能の駆られるままに生きていくと、何を考え、どう成長していくのか。 2020.06.11 2010s 映画レビュークライム日本
ドラマ 『ブルーアワーにぶっ飛ばす』考察とネタバレ|夏帆とウンギョンの爆笑トーク 夜明けの田舎道を「ぶっ飛ばせ」ではなく「ぶっ飛ばす」のは夏帆か。後輩シム・ウンギョンとの漫才じみた掛け合いがめちゃ楽しい、茨城までの小ロードムービー。 2020.06.05 2010s 映画レビュードラマ日本
クライム 『メランコリック』考察とネタバレ|必殺仕事人は銭湯にいる 凄腕の必殺仕事人の表の顔は銭湯の従業員。求人募集にきた東大卒の無職男。設定の面白さで勝負あった。これぞ巻き込まれ系の犯罪サスペンス・コメディ。 2020.06.01 2010s 映画レビュークライム日本評点★★★★☆以上