『ジョンウィック3 パラベラム』考察とネタバレ!あらすじ・評価・感想・解説・レビュー | シネフィリー

『ジョン・ウィック パラベラム』一気通貫レビュー③|世界はお前を許さない

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『ジョン・ウィック:パラベラム』
 John Wick: Chapter 3 – Parabellum

伝説の殺し屋は、復讐の果てに逃亡者となる

公開:2019 年  時間:131分  
製作国:アメリカ

スタッフ 
監督:       チャド・スタエルスキ
脚本:       デレク・コルスタット
            シェイ・ハッテン
            クリス・コリンズ
          マーク・エイブラムス
キャスト
ジョン・ウィック:   キアヌ・リーブス
<主席連合>
首長:       サイード・タグマウイ
ベラーダ:      ジェローム・フリン
裁定人:   エイジア・ケイト・ディロン
ゼロ:        マーク・ダカスコス
ルスカ・ロマ首領:

       アンジェリカ・ヒューストン
<ホテル・コンチネンタル>
ウィンストン(NY支配人):

          イアン・マクシェーン
シャロン(フロント):ランス・レディック
ソフィア(モロッコ支配人):ハル・ベリー
<地下犯罪情報組織>
バワリー・キング:

      ローレンス・フィッシュバーン

勝手に評点:3.5
(一見の価値はあり)

(R), TM & (C) 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

あらすじ

裏社会の聖域コンチネンタル・ホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。

1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィア(ハル・ベリー)に協力を求めモロッコへ飛ぶ。

しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタル・ホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか。

一気通貫レビュー(ネタバレあり)

足抜けできない伝説の殺し屋が、襲ってくる刺客をひたすら倒しまくるだけともいえる作品なのに、三作目になっても飽きが来ないのは大したものだ。

「パラベラム」とは「戦争の準備」といった意味らしいが、原題のように「Chapter 3」を入れてくれないと、順番分かりにくい。

前作のラストで除名処分を受けたジョン・ウィック。彼の首には多額の懸賞金。もはや、裏稼業の組織のメンバーは誰であろうと、彼に手を貸すことが許されなくなる。

図書館では、旧知の暗殺者アーネスト(ボバン・マリヤノヴィッチ)が時限前だというのに襲ってくる。ジョンは辛くも勝ったはいいが、派手に負傷。

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追放となる時限まであと5分、最初は協力を渋っていた闇医者(ランドール・ダク・キム)が、昔の馴染みでジョンの怪我の手当をしてくれる。

組織に疑われないように急所をはずしてジョンに自分を撃たせる闇医者の友情には泣けた。ためらわずに速攻で発砲するジョンも凄いが…。

これまでは<ガンフー>というガンファイトとカンフーの融合を売りにしていたはずだが、本作では<ナイフ―>(ナイフ投げ)やら<マーフー>(乗馬)などといったヘンテコ造語が登場。

ただ、ふざけたネーミングでもアクションは一流。ナイフ投げは忍者の手裏剣のようではあるが、ズバズバと相手に刺さるのが対戦ゲームのようで気持ちよい(危険な感覚)。

忍者といえば、怪しい寿司屋の登場シーンにきゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」が流れ、あまりの異色カップリングに驚く。もう、この曲がしばらく耳から離れないで参った。

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このスキンヘッドの寿司屋の大将が実は今回の最強の敵・ゼロ(マーク・ダカスコス)なのだ。そして、このゼロに指示を与える裁定人の女(エイジア・ケイト・ディロン)がまたクール・ビューティ。

前作でジョンに一時間の猶予を与えたホテル・コンチネンタルのウィンストン(イアン・マクシェーン)を解雇するわ、ジョンに7発の弾丸を与えたキング(ローレンス・フィッシュバーン)を失脚させ射殺するわ。主席連合を代表し辣腕をふるう。

今まではジョンに対して組織側、或いは中立的なポジションだった連中が、主席連合に責められたことで、ついにジョンの味方にまわるところが本作の目新しさ。

コンシェルジュのシャロン(ランス・レディック)が満を持してライフル片手にジョンと共闘するところは、何ともシビれる。

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前作同様、腕の立つ殺し屋たちはみな、ジョン・ウィックの隠れファンで、彼に敬意を払いながらも勝負を挑んでくるところがユニークだ。

ホテル・コンチネンタルNYは、敷地に片足を乗せるだけで敵の攻撃を封じることができる聖域だったが、指定解除となり、激しいバトルの戦場と化す

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シラットの達人二人組にボコボコにされ、ガラス割りまくりのジョン。どうみても劣勢だが何をされても失神しないもんだから、最後には逆転勝利。大将のゼロも強かったし、キャラが立っていた。

逆に、誓印がらみで登場するホテル・コンチネンタル・モロッコ支配人のソフィア(ハル・ベリー)や、ジョンの出自を知るルスカ・ロマ首領(アンジェリカ・ヒューストン)のエピソードは、うまくストーリーの流れに絡んでいない気がした。

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本作のラストは、主席連合の協議の結果、支配人の座に返り咲いたウィンストンが、組織への忠誠を示すためにジョンを屋上から転落させる。だが、死体はみつからない。

実は裁定人に射殺されずに生き延びていたキングが、ジョンを救出したのだ。さあ、いよいよ主席連合への復讐。最新作はどうなる。