2020-09

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サスペンス

『フォロウィング』今更レビュー|ノーラン監督の原点がここにあるという興奮

クリストファー・ノーラン監督の時系列のこねくり回しによる面白さ。趣味の尾行は痛い目に遭う。カネをかけなくてもセンスとアイデアで勝負のサスペンス・ノワール。
戦争・反戦

『ダンケルク』考察とネタバレ|英国人はこの<名誉ある撤退>を忘れない

ノーラン監督が名誉ある撤退を映画化。個人の目線で捕えた戦争の迫力と悲惨さ。ハンス・ジマーの劇伴が、CGなしの広大な海岸の圧倒的スケールが、不安を煽る。
コメディ

『金田一耕助の冒険』金田一耕助の事件簿①|<瞳の中の〇>は大林映画の鬼門

古谷一行のTV版金田一を愛し、尾道三部作を愛する私には、何十年も怖くて見られなかった大林作品。パロディの連発に忙しく、誰もストーリーに関心を払わない怪作。
SF

『アップグレード』考察とネタバレ|一度イップ・マンと戦わせてみたい

体内に埋め込まれたAIチップで身体能力が飛躍的に向上。高速戦闘もお任せで、強さは滑稽さと紙一重。戦う姿がどことなくマトリックス似なのはご愛敬。
スリラー

『悪魔はいつもそこに』考察とネタバレ|まともな牧師も保安官もいないのか

偶然に席を譲ったことから始まる悲劇の連鎖。祈りを捧げる者は救われるか。この町には悪魔が多すぎる。
サスペンス

『メメント』今更レビュー|10分前何してた?今や私も日常的に自問自答する

短期記憶を持続できない男が亡き妻の復讐に挑む。全編時間を遡る構成は今なお斬新。ノーランの出世作。難解な映画を解き明かす先に、本当のだましが待っている。
コメディ

『ピンカートンに会いにいく』考察とネタバレ|解散アラフォーのアイドルたち

アラフォーがアイドルユニットを再結成。前向きでない所に現実味。内田慈の好演で予想以上に笑える。けして『SUNNY』の後追いではなく、独自の面白味あり。
SF

『ガタカ』今更レビュー|題名は覚えにくいけど知る人ぞ知る傑作SF

題名は覚えにくいけど、知る人ぞ知る傑作SF。20年前はSF映画だった。今ではもう、現実社会を描いた作品に思える。
コメディ

『ヒズガールフライデー』今更レビュー|息つく暇もない掛け合い漫才コメディ

これがスクリューボール・コメディというものか。あまりの勢いにタジタジ。ケーリー・グラントの髪型と割れたアゴ、それにくわえ煙草の仕事姿が時代を感じさせる。
SF

『インセプション』考察とネタバレ|<夢のまた夢>を地で行くとこうなるのか

畳み掛ける夢の多層構造で、獲物に考えを植え付ける。脳トレに最適。娯楽で観られる程ヤワじゃない。夢の中の地下3階か4階で、何十年も暮らすのは結構快適かも。
SF

『インターステラー』考察とネタバレ|トイレの神様ではなく本棚の神様

ノーランらしいスケールと難解さ。だが最後は人情味溢れる家族映画。ご都合主義と言いたい奴は言え。父と娘の信頼の絆は重力と同様に時間の壁を超えるのだ。
青春

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』今更レビュー|加代ちゃんも歌えない

喋れない志乃(南沙良)と歌えない加代(蒔田彩珠)がデュオを結成し学園祭を目指す。苦悩だらけの高校生活だが、沼津の海は美しく、友情は尊い。
青春

『青春デンデケデケデケ』今更レビュー|香川に初めて鳴り響くエレキサウンド

日本中がベンチャーズのテケテケに心酔していた時代の高校生バンド。横にいる浅野忠信と比べ、林泰文は30年前の容姿と殆ど変わらないことに驚く。
SF

『月に囚われた男』今更レビュー|私なら南極料理人も同行させたい

3年契約で月の裏側にひとり単調な労働。話し相手はAIのみ。未見な人が羨ましいSF佳作。サム・ロックウェルの一人芝居だが、まったく飽きさせない。
スリラー

『もう終わりにしよう。』考察とネタバレ|降る雪もタイトルの意味も深い

チャーリー・カウフマンだが笑えない、何もでてこないけど怖い。そして謎が解ける時、悲しみに気づく。といっても、映画は結構難解だ。
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