シネフィリー・ステディ・ゴー! | ページ 3
スポーツ、ゲーム

『春に散る』考察とネタバレ|ボクシング映画、ここまでベタで委員会

沢木耕太郎のボクシング小説を瀬々敬久監督が映画化。佐藤浩市も渋いが、横浜流星の俊敏な動きと窪田正孝との対戦は見もの。ただ、ベタな展開に堪えられるか。
クライム

『ミッシング』考察とネタバレ|久保田利伸じゃなくてTHE虎舞竜だったとは

𠮷田恵輔監督に石原さとみが出演直談判した<あたしが変わるトリセツショー>、娘の失踪事件に疲弊する夫婦を描いた、心がヒリヒリする作品。
2024 映画レビュー

『湖の女たち』考察とネタバレ|琵琶湖より哀を詰めて

吉田修一の原作を大森立嗣監督が映画化。『さよなら渓谷』以来のタッグは、更に湖の深みにはまり混迷を極めるが、福士蒼汰と松本まりかの演技は出色。
クライム

『キリング オブ ケネス チェンバレン』考察とネタバレ|短気は本気

早朝、通報を受けて安否確認にやってきた警官たちは、元海兵隊の黒人の老人がドアを開けないことで次第にヒートアップしていく。実話とは驚き。
ファンタジー

『埋もれ木』今更レビュー|見上げてごらん、夜の馬を、鯨を

小栗康平監督のファンタジー濃度は本作で更に高まる。現実と空想の境界線が曖昧になっていき、全ては最後の幻想的なシーンに収れんする。
戦争・反戦

『福田村事件』考察とネタバレ|関東大震災から100年後の不都合な真実

ドキュメンタリー作家の森達也が、実力派俳優を集めて撮った気魄の劇映画。関東大震災から100年目にして、白昼の下に晒される地獄絵図。
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『青春18×2 君へと続く道』考察とネタバレ|アオハルかよ、キヨハラかや

あの時、想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか。藤井道人監督が清原果耶とシュー・グァンハンの共演で贈る、甘酸っぱい物語。
恋愛

『つぐない』今更レビュー|シアーシャ・ローナンの躍進が始まる

無垢であるがゆえに、少女は罪を犯した。
007シリーズ

『007 死ぬのは奴らだ』ボンド一気通貫レビュー08|三代目J bondムーアっす

ロジャー・ムーアが三代目ボンドとなるシリーズ8作目。ボンドガールはジェーン・シーモア
ドラマ

『まわり道』今更レビュー|目的地に到達しないのなら、まわり道とは言えぬ

ヴィム・ヴェンダース監督初期のロードムービー三部作の第二弾。早くもナスターシャ・キンスキーが開眼。
コメディ

『ドロステのはてで僕ら』今更レビュー|二分後の自分自身としりとりを

劇団「ヨーロッパ企画」の映画第1弾。テレビ画面の向こうには、二分後の俺がいる。
クライム

『あしたの少女』考察とネタバレ|ペ・ドゥナとくれば猪突猛進の刑事役が定着

あなたの見えない眼差しを私は見ている。あの日の少女に思いを馳せて、刑事は拳をあげる。
2023 映画レビュー

『ジョンウィック コンセクエンス』一気通貫レビュー④|報いを受ける時がきた

報いを受ける時がきた。伝説の殺し屋は、決着に立ち上がる。真田広之にドニー・イェンとは、豪華にもほどがあるシリーズ最高傑作。
コメディ

『リバー、流れないでよ』考察とネタバレ|ティファニーよりキフネーで雑炊を

劇団「ヨーロッパ企画」の映画第2弾。京都老舗旅館を舞台に、2分間のタイムループ繰り返し
ドラマ

『悪は存在しない』考察とネタバレ|フルーツサンド屋も補助金目当てだったね

濱口竜介監督がベネチアで銀獅子賞を獲得し、オスカー+世界三大映画祭すべて受賞を果たした記念碑的作品。