ファンタジー 『ホウシャオシェンのレッドバルーン』考察とネタバレ|赤い風船とは別モノ 『赤い風船』のオマージュというのを忘れて観たほうが楽しめるホウ・シャオシェンのファンタジー。 2020.07.23 2024.08.15 2000s 映画レビューファンタジーフランス
ファンタジー 『赤い風船』『白い馬』今更レビュー|ラモリス監督短編2連発 雨上がりのパリの石畳を子犬のようにじゃれる赤い風船の美しさと、南仏の湿原を少年と疾走する白い馬の力強さ。 2020.07.22 2024.08.15 1950s 映画レビューファンタジーフランス評点★★★★☆以上
スリラー 『パラサイト 半地下の家族』考察とネタバレ|計画通り無計画で行こう 地下室の匂いが漂うリアル感。高台の豪邸と薄暗い半地下という垂直の動きのある空間設定を最大限に生かし、ポン・ジュノ監督が逞しく寄生して暮らす家族を描く。 2020.07.21 2020 映画レビュースリラー評点★★★★☆以上韓国
SF 『her 世界でひとつの彼女』考察とネタバレ|私の代書は出版しないでほしい 人工知能と男の色恋。声で魅了するスカーレット・ヨハンソン。愛を手紙に綴るホアキン・フェニックス。スパイク・ジョーンズのセンスが冴える、近未来の恋愛映画。 2020.07.20 2010s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
クライム 『最後の追跡』考察とネタバレ|テキサスで銀行強盗は、考え直した方がいい 銀行強盗兄弟とそれを追うテキサスレンジャーは現代版の西部劇。店頭客も市民も銃を携え、犯人に発砲してくる荒っぽさ。ブリッジスが渋い。 2020.07.19 2024.08.15 2010s 映画レビューNETFLIXアメリカクライム
ファンタジー 『転校生 さよならあなた』考察とネタバレ|副題にこうも深い意味があるとは 尾道三部作の原点を大林宣彦監督自らリメイク。舞台は信州に、階段は水場になっても、面白味は健在。蓮佛美沙子の堂々の男っぷりに驚かされる。 2020.07.18 2000s 映画レビューファンタジー日本
恋愛 『風の歌が聴きたい』今更レビュー|聴けではなく、聴きたい 聴覚障害のある男女二人の出会いから結婚・出産まで。二人の会話は全て手話。雨宮良と中江有里が、中学生から結婚後までを演じきる。 2020.07.17 2024.08.15 1990s 映画レビュー恋愛日本
ドラマ 『ブラッドダイヤモンド』今更レビュー|永遠の輝きには闇もある 給料3か月分の輝きの裏に潜む血の紛争。資金源になるブラッドダイヤモンドの社会問題に斬り込む。 2020.07.16 2024.08.16 2000s 映画レビューアメリカドラマ
クライム 『マザーレス ブルックリン』考察とネタバレ|構想20年のノートン渾身作 エドワード・ノートンのフィルム・ノワール。抜群の記憶力と思ったことがすぐ口に出てしまう珍探偵、殺されたボスの事件調査に。トム・ヨークの曲でブルックリンの渋みが増す。 2020.07.15 2020 映画レビューアメリカクライム
SF 『ターミネーター ニューフェイト』考察とネタバレ|T2超えの見果てぬ夢 新たな敵の強さと変幻自在ぶりは確かに目をみはるが、そんなのT2の警官で感動し尽くした。たとえキャメロンでも傑作『ターミネーター2』を超えることなど、見果てぬ夢だったのでは。 2020.07.14 2010s 映画レビューSFアメリカ
スリラー 『黒い家』考察とネタバレ|今観ても十分怖い森田芳光の傑作ホラー 貴志祐介の原作を森田芳光が味付けした保険金をめぐるサイコホラーの傑作。大竹しのぶの怪演で、今観ても十分怖い。盤上ならぬボウリング場の向日葵。内野聖陽若い! 2020.07.13 1990s 映画レビュースリラー日本評点★★★★☆以上
スリラー 『愛なき森で叫べ』考察とネタバレ|ピュアなハートの詐欺師、椎名桔平が最高 園子温監督の猟奇殺人事件と自主映画制作の合わせ技スリラー。実際に起きた事件がベース、信じられん。<ジョーと段平>ならぬ、<ジョーの桔平>の怪演が冴える。 2020.07.12 2010s 映画レビューNETFLIXスリラー日本
青春 『WE ARE LITTLE ZOMBIES』考察とネタバレ|ゾンビより怖い世代 両親を失った中学生がバンド結成。ゾンビのように感情起伏のない少年少女の会話のキレと情報量に圧倒。 2020.07.11 2024.09.11 2010s 映画レビュー日本青春
ドラマ 『恐怖分子』考察とネタバレ|それは静かに育ち、人の心に繁殖する 電話ひとつで人の心に恐怖の種は宿り、静かに育つ。早逝の鬼才エドワード・ヤン秀作。窓から現れる拳銃、壁一面に貼られた娘の写真、鳴り響く電話のベル、流れる水音。随所に監督の魂が宿る。 2020.07.10 1980s 映画レビュードラマ台湾評点★★★★☆以上
青春 『牯嶺街少年殺人事件』今更レビュー|236分の覚悟を決めよう、後悔はない 邦題が読めないのと時間の長さで、つい敬遠していた佳作。25年ぶりにデジタル・リマスター版公開に。236分の覚悟を決めよう、後悔はない。 2020.07.09 1990s 映画レビュー台湾評点★★★★☆以上青春