1.公開年別 | ページ 61 | シネフィリー

1.公開年別

ドラマ

『沈まない三つの家/ お兄チャンは戦場に行った!?』今更レビュー

中野量太監督の初期作品。逆境にある様々な家族の踏ん張りが、繊細に、だが力強く描かれている。
MARVEL

『インクレディブルハルク』MCU一気通貫レビュー02

エドワード・ノートン一度きりのブルース役が見られる貴重な作品。終盤の対決が大相撲マンハッタン場所のようになるのが残念だけど。
ミステリ―

『プレステージ』 考察とネタバレ|どんと来い瞬間移動。まるっとお見通しだ!

ノーラン監督らしさ満載。二人の天才マジシャンが意地とプライドをかけ瞬間移動で勝負。観客は心のどこかで騙されたがっている。これぞグレイテスト・ショーマン対決。
戦争・反戦

『ナイチンゲール』考察とネタバレ|看護婦ではなく鳥のように歌う女

原住民を虐殺する英国人が支配する悲惨なタスマニア。家族を将校に殺された白人女性が復讐の旅に出る。案内人のアボリジニとの間に、不思議な共感が。
MARVEL

『アイアンマン』MCU一気通貫レビュー01

全ては、なぜかこの男から始まった。本作を皮切りに、何十本という作品と、数え切れないアメコミ・ヒーローたちが一つの物語を編んでいくことを、誰が想像していたか。
西部劇

『荒野の誓い』考察とネタバレ|ウェスタンノワールって難しい

宿敵シャイアン族の首長を居住地まで護送する危険な旅。家族をコマンチ族に殺された女。クリスチャン・ベールのノワールな西部劇。
恋愛

『愛のむきだし』考察とネタバレ|出会いまで90分そこに救済

4時間ぶっ通しのエロさとバカらしさの中でこそ引き立つ、真実の愛。園子温監督、まずはマリアに出会うまで1時間半、そこに救済がある、
ドラマ

『朝が来る』考察とネタバレ|そしてベビーバトンは渡されたのか

養子縁組で男児を持った夫婦。平和な家庭に生母からの脅迫が。辻村深月と河瀨直美、渾身の人間ドラマ。授ける側と育てる側、両者をつなぐベビーバトン。新しい朝が来るか。
ドラマ

『長いお別れ』考察とネタバレ|少しずつ忘れていくのも、少し死ぬこと

厳格な教育者だった父の認知症で、妻と娘たちは再び結束する。温かいユーモア精神が沁みる。新たな認知症映画のスタンダードだ。強面の山崎努がいい。
スリラー

『複製された男』考察とネタバレ|あえて原作をいじったか、読んでないのか

ヴィルヌーヴ監督とギレンホールが再タッグの異色作。自分に生き写しの男に出会ってから狂いだす人生。蜘蛛のメタファーに幻惑されてはいけない。
アクション

『悪女 AKUJO』考察とネタバレ|どう撮ったのか想像もつかないアクション

長回し50人斬りのヒロイン殴り込みに冒頭から度肝を抜かれる。韓流色恋とド派手アクションの融合。どうやって撮ったのか想像もつかないアクションてんこ盛り。
ドラマ

『MOTHER マザー』考察とネタバレ|「誰も知らない」はまだ序の口

長澤まさみの新境地、救いのない毒親ぶりに圧倒される。そんな母を慕い、成長した息子が踏み外す人生。実に大森立嗣監督らしい切れ味。
伝記・歴史

『ジュディ 虹の彼方に』考察とネタバレ|虹の向こうには何があったのか

ジュディ・ガーランドの華やかな舞台裏にあった過酷な半生。抑圧と搾取の子役時代。だが、ステージでは輝きを取り戻す。
サスペンス

『瞳の中の訪問者』今更レビュー|宍戸錠の「ブラック・ジャックもよろしく」

大林宣彦+手塚治虫の最強タッグ。公開当時は衝撃的でも時代が追い付いた。ここまで真剣に手塚作品を実写化した監督がいただろうか。
ミステリ―

『罪の声』考察とネタバレ|子供の声の再生テープの無機質な不気味さよ

日本中を震撼させた事件の脅迫電話の子供の声は、自分のものだと気づく男。星野・小栗のバディが新鮮!原作に負けず、映画化ならではの要素が随所に散りばめられている。