1980s 映画レビュー | ページ 4 | シネフィリー

1980s 映画レビュー

ラブコメ

『四月の魚 ポワソンダブリル』今更レビュー|作品の初DVD化には感謝だが

大林宣彦監督が高橋幸宏とタッグを組んだ不思議なコメディが、ついに初DVD化。そこは素直に喜びたいけれど。
青春

『翔んだカップル』今更レビュー|「お・ろ・か・ねえ」が懐かしい

薬師丸ひろ子の初主演、相米慎二の初監督作、奇跡のコラボレーションが今後の可能性を予見させる。ホントは重たい青春同棲物語。
コメディ

『マルサの女2』今更レビュー|バブル経済に踊る日本に斬りこめ板倉亮子

あの国税局査察官、板倉亮子がマルサカットの寝癖頭を振り立てて帰ってきた!今度のターゲットは宗教法人。
ドラマ

『ガープの世界』今更レビュー|人間は滑稽であり、悲しいものだ

ジョン・アーヴィングの大ベストセラーをジョージ・ロイ・ヒル監督が映画化。波乱万丈のガープの人生をロビン・ウィリアムズが熱演。
コメディ

『タンポポ』今更レビュー|ゴローさんの孤独じゃないグルメ西部劇

伊丹十三監督の映画第2弾は、ラーメン・ウェスタン。さびれたラーメン屋の立て直し、店主タンポポの依頼に一肌脱いだトラック野郎。
ファンタジー

『さびしんぼう』今更レビュー|放課後の実験室に匂うはラベンダーか牛鍋か

大林宣彦監督、尾道三部作の最後を飾る青春ファンタジー。ひとがひとを恋うるとき、人は誰でもさびしんぼうになる。
コメディ

『マルサの女』今更レビュー|元祖〇〇の女は寝ぐせとソバカスの女査察官

伊丹十三監督の「〇〇〇の女」シリーズはここから始まった! 国税庁査察官のマルサの女が、今日も悪質な脱税者を摘発する。
恋愛

『天国にいちばん近い島』今更レビュー|メガネっ娘、世に憚る

大林宣彦監督、原田知世主演。亡き父に聞いた、ニューカレドニアにあるという、天国にいちばん近い島を探し求めて女子高生が旅に出る。
戦争・反戦

『戦場のメリークリスマス』今更レビュー|こりゃ惚れてまうわ、ボウイ

公開40年。なお、時代の先取り感のある大島渚監督のヒット作。サカモトが、たけしが、ボウイが、トム・コンティが、美しく男たちを描き出す。
ドラマ

『パリ、テキサス』今更レビュー|覗き部屋からこんなに美しい映画が

ヴィム・ヴェンダース監督の代表作といえるロードムービーの傑作。全編に流れるライ・クーダ―の旋律が、旅愁をかき立てる。
SF

『遊星からの物体X』今更レビュー|もうスペアリブはムリだわ(南極料理人)

ジョン・カーペンター監督によるSFホラーの傑作。閉ざされた南極の基地に、擬態する正体不明の敵。40年近く前の作品でも、怖いものは怖い。
ファンタジー

『ベルリン 天使の詩』今更レビュー|うちのカミさんじゃなく神様の物語

ヴィム・ヴェンダース監督の代表作、かつてのミニシアター系ロングランヒット作。芸術性の高さとハートウォーミングな物語を見事に両立させた手腕はさすが。
青春

『時をかける少女』今更レビュー|お醤油の匂いのハンカチ片手に

お醤油の匂いがいっぱいするハンカチを片手に観たい、不朽の青春映画。大林宣彦監督が原田知世を起用した尾道三部作第二弾。
ホラー

『麗猫伝説』今更レビュー|火サスで放映大林監督+円谷プロの尾道映画

日テレ<火曜サスペンス劇場>の100回記念作品として放映の大林宣彦監督作品。入江たか子と実の娘の若葉がダブルキャストで演じる愛くるしい猫娘。
ドラマ

『泥の河』今更レビュー|これは日本版ノマドライフなのかもしれない

小栗康平監督のデビュー作。もはや戦後ではない大阪の河辺、二人の少年の友情と隔たりを瑞々しく描く。子供たちの表情も豊かでよいが、見守る大人たちの優しさも好き。