ファンタジー 『ボーダー 二つの世界』考察とネタバレ|異なる世界の間には境目が必要なのか 不審者を嗅ぎ分ける、獣のような風貌の税関の女。幼虫を運ぶ怪しい旅行者との不思議な魂の通じ合い。スウェーデンの自然と伝承が織りなすダークファンタジー。 2020.07.27 2010s 映画レビュースウェーデンファンタジー
アクション 『オールドガード』考察とネタバレ|まさに百年の孤独、不死身は幸福か 特殊部隊を率いて敵と戦うシャーリーズ・セロン。何百年も人類の歴史の裏で暗躍してきたメンバー、不死身ゆえの孤独と虚しい戦果。意味はあるのか、この戦いに。 2020.07.26 2020 映画レビューNETFLIXアクションアメリカ
青春 『君に届け』考察とネタバレ|いつか君に届くかな、大きくなったこの気持ちが 三浦春馬の爽やかな笑顔に、多くの人々が魅了されたことだろう。心が温まる珠玉の一本。そして、<貞子>に負けない眼力の多部未華子の、ピュアで真っ直ぐな思い。 2020.07.25 2010s 映画レビュー日本評点★★★★☆以上青春
ファンタジー 『A GHOST STORY ゴーストストーリー』今更レビュー|まずシーツを洗え まず、シーツを洗えと言いたい。恋人のもとに現れるゴースト映画だが、家の中の妻をただじっと見ているうちに、物語はどんどん壮大な展開になっていく。 2020.07.24 2010s 映画レビューアメリカファンタジー
ファンタジー 『ホウシャオシェンのレッドバルーン』考察とネタバレ|赤い風船とは別モノ 『赤い風船』のオマージュというのを忘れて観たほうが楽しめるホウ・シャオシェンのファンタジー。 2020.07.23 2024.08.15 2000s 映画レビューファンタジーフランス
ファンタジー 『赤い風船』『白い馬』今更レビュー|ラモリス監督短編2連発 雨上がりのパリの石畳を子犬のようにじゃれる赤い風船の美しさと、南仏の湿原を少年と疾走する白い馬の力強さ。 2020.07.22 2024.08.15 1950s 映画レビューファンタジーフランス評点★★★★☆以上
スリラー 『パラサイト 半地下の家族』考察とネタバレ|計画通り無計画で行こう 地下室の匂いが漂うリアル感。高台の豪邸と薄暗い半地下という垂直の動きのある空間設定を最大限に生かし、ポン・ジュノ監督が逞しく寄生して暮らす家族を描く。 2020.07.21 2020 映画レビュースリラー評点★★★★☆以上韓国
SF 『her 世界でひとつの彼女』考察とネタバレ|私の代書は出版しないでほしい 人工知能と男の色恋。声で魅了するスカーレット・ヨハンソン。愛を手紙に綴るホアキン・フェニックス。スパイク・ジョーンズのセンスが冴える、近未来の恋愛映画。 2020.07.20 2010s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
クライム 『最後の追跡』考察とネタバレ|テキサスで銀行強盗は、考え直した方がいい 銀行強盗兄弟とそれを追うテキサスレンジャーは現代版の西部劇。店頭客も市民も銃を携え、犯人に発砲してくる荒っぽさ。ブリッジスが渋い。 2020.07.19 2024.08.15 2010s 映画レビューNETFLIXアメリカクライム
ファンタジー 『転校生 さよならあなた』考察とネタバレ|副題にこうも深い意味があるとは 尾道三部作の原点を大林宣彦監督自らリメイク。舞台は信州に、階段は水場になっても、面白味は健在。蓮佛美沙子の堂々の男っぷりに驚かされる。 2020.07.18 2000s 映画レビューファンタジー日本
恋愛 『風の歌が聴きたい』今更レビュー|聴けではなく、聴きたい 聴覚障害のある男女二人の出会いから結婚・出産まで。二人の会話は全て手話。雨宮良と中江有里が、中学生から結婚後までを演じきる。 2020.07.17 2024.08.15 1990s 映画レビュー恋愛日本
ドラマ 『ブラッドダイヤモンド』今更レビュー|永遠の輝きには闇もある 給料3か月分の輝きの裏に潜む血の紛争。資金源になるブラッドダイヤモンドの社会問題に斬り込む。 2020.07.16 2024.08.16 2000s 映画レビューアメリカドラマ
クライム 『マザーレス ブルックリン』考察とネタバレ|構想20年のノートン渾身作 エドワード・ノートンのフィルム・ノワール。抜群の記憶力と思ったことがすぐ口に出てしまう珍探偵、殺されたボスの事件調査に。トム・ヨークの曲でブルックリンの渋みが増す。 2020.07.15 2020 映画レビューアメリカクライム
SF 『ターミネーター ニューフェイト』考察とネタバレ|T2超えの見果てぬ夢 新たな敵の強さと変幻自在ぶりは確かに目をみはるが、そんなのT2の警官で感動し尽くした。たとえキャメロンでも傑作『ターミネーター2』を超えることなど、見果てぬ夢だったのでは。 2020.07.14 2010s 映画レビューSFアメリカ
スリラー 『黒い家』考察とネタバレ|今観ても十分怖い森田芳光の傑作ホラー 貴志祐介の原作を森田芳光が味付けした保険金をめぐるサイコホラーの傑作。大竹しのぶの怪演で、今観ても十分怖い。盤上ならぬボウリング場の向日葵。内野聖陽若い! 2020.07.13 1990s 映画レビュースリラー日本評点★★★★☆以上