スリラー 『グレタ GRETA』考察とネタバレ|忘れ物を届けるのにも覚悟が必要 イザベル・ユペールがストーカーを怪演。カバンを届けただけなのにクロエ・グレース・モレッツが危機。グレタは怖いのだけれど、その怖さが笑えるほどにエスカレートする。 2020.10.04 2024.04.20 2010s 映画レビューアメリカスリラー
SF 『TENET テネット』考察とネタバレ|これぞ脳トレ映画、脳年齢を若返らせろ 理解するのは二度目からでよい。まずはその映像体験でお腹いっぱいになろう。ノーラン祭りは続くのだ。時間を逆行することを、こんなに長い時間、真剣に考えたことはかつてない。 2020.10.03 2020 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
コメディ 『記憶にございません!』考察とネタバレ|もっと政界に斬り込む覚悟を! 支持率最低総理が記憶喪失になり、しがらみなく世直しに出る。毒気のない三谷コメディに乗れるかが鍵。中井貴一と佐藤浩市なら、もっと政界に斬り込んでほしかったけど。 2020.10.02 2010s 映画レビューコメディ日本
青春 『みんなエスパーだよ!』今更レビュー|グラビアアイドルだよ、の間違いだに ほぼ8割のシーンをパンチラと水着が埋め尽くすナンセンスSF。園子温監督なのに健康的なエロだに。おバカな笑いだらけの突き抜けたくだらなさがいい。 2020.10.01 2010s 映画レビュー日本青春
サスペンス 『フォロウィング』今更レビュー|ノーラン監督の原点がここにあるという興奮 クリストファー・ノーランの時系列こねくり回しの面白さ。趣味の尾行は痛い目に遭う。カネはなくてもセンスとアイデアで勝負のサスペンス。 2020.09.20 2024.05.19 1990s 映画レビューイギリスサスペンス
戦争・反戦 『ダンケルク』考察とネタバレ|英国人はこの<名誉ある撤退>を忘れない ノーラン監督が名誉ある撤退を映画化。個人の目線で捕えた戦争の迫力と悲惨さ。ハンス・ジマーの劇伴が、CGなしの広大な海岸の圧倒的スケールが、不安を煽る。 2020.09.19 2010s 映画レビューアメリカ戦争・反戦評点★★★★☆以上
コメディ 『金田一耕助の冒険』金田一耕助の事件簿①|<瞳の中の〇>は大林映画の鬼門 古谷一行のTV版金田一を愛し、尾道三部作を愛する私には、何十年も怖くて見られなかった大林作品。パロディの連発に忙しく、誰もストーリーに関心を払わない怪作。 2020.09.18 1970s 映画レビューコメディ日本
SF 『アップグレード』考察とネタバレ|一度イップ・マンと戦わせてみたい 体内に埋め込まれたAIチップで身体能力が飛躍的に向上。高速戦闘もお任せで、強さは滑稽さと紙一重。戦う姿がどことなくマトリックス似なのはご愛敬。 2020.09.17 2024.08.07 2010s 映画レビューSFアメリカ
スリラー 『悪魔はいつもそこに』考察とネタバレ|まともな牧師も保安官もいないのか 偶然に席を譲ったことから始まる悲劇の連鎖。祈りを捧げる者は救われるか。この町には悪魔が多すぎる。 2020.09.16 2020 映画レビューNETFLIXアメリカスリラー
サスペンス 『メメント』今更レビュー|10分前何してた?今や私も日常的に自問自答する 短期記憶を持続できない男が亡き妻の復讐に挑む。全編時間を遡る構成は今なお斬新。ノーランの出世作。難解な映画を解き明かす先に、本当のだましが待っている。 2020.09.15 2000s 映画レビューアメリカサスペンス評点★★★★☆以上
コメディ 『ピンカートンに会いにいく』考察とネタバレ|解散アラフォーのアイドルたち アラフォーがアイドルユニットを再結成。前向きでない所に現実味。内田慈の好演で予想以上に笑える。けして『SUNNY』の後追いではなく、独自の面白味あり。 2020.09.14 2024.08.31 2010s 映画レビューコメディ日本
SF 『ガタカ』今更レビュー|題名は覚えにくいけど知る人ぞ知る傑作SF 題名は覚えにくいけど、知る人ぞ知る傑作SF。20年前はSF映画だった。今ではもう、現実社会を描いた作品に思える。 2020.09.13 1990s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上
コメディ 『ヒズガールフライデー』今更レビュー|息つく暇もない掛け合い漫才コメディ これがスクリューボール・コメディというものか。あまりの勢いにタジタジ。ケーリー・グラントの髪型と割れたアゴ、それにくわえ煙草の仕事姿が時代を感じさせる。 2020.09.12 2024.08.07 1940s 映画レビューアメリカコメディ
SF 『インセプション』考察とネタバレ|<夢のまた夢>を地で行くとこうなるのか 畳み掛ける夢の多層構造で、獲物に考えを植え付ける。脳トレに最適。娯楽で観られる程ヤワじゃない。夢の中の地下3階か4階で、何十年も暮らすのは結構快適かも。 2020.09.11 2010s 映画レビューSFアメリカ
SF 『インターステラー』考察とネタバレ|トイレの神様ではなく本棚の神様 ノーランらしいスケールと難解さ。だが最後は人情味溢れる家族映画。ご都合主義と言いたい奴は言え。父と娘の信頼の絆は重力と同様に時間の壁を超えるのだ。 2020.09.10 2010s 映画レビューSFアメリカ評点★★★★☆以上