『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『フューチャー&パスト』『アポカリプス』『ダーク・フェニックス』考察とネタバレ!あらすじ・評価・感想・解説・レビュー(エックスメン) | ページ 3 | シネフィリー

『X-MEN:ファーストジェネレーション』『フューチャー&パスト』『アポカリプス』『ダークフェニックス』新シリーズ一気通貫レビュー

1.『X-MEN:ファーストジェネレーション』(2011)
2.『X-MEN:フューチャー&パスト』
(2014)
3.『X-MEN:アポカリプス』
(2016)
4.『X-MEN:ダーク・フェニックス』
(2019)

『X-MEN:アポカリプス』 
 X-Men: Apocalypse

公開:2016 年  時間:144分  
製作国:アメリカ
  

スタッフ 
監督:  ブライアン・シンガー

キャスト
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサー:
     ジェームズ・マカヴォイ
エリック・レーンシャー/ マグニート:
     マイケル・ファスベンダー
レイヴン・ダークホルム/ ミスティーク:
     ジェニファー・ローレンス
ハンク・マッコイ/ ビースト:
     ニコラス・ホルト
モイラ・マクタガート: ローズ・バーン
ピーター・マキシモフ/クイックシルバー:
     エヴァン・ピーターズ
ジーン・グレイ: ソフィー・ターナー
スコット・サマーズ/ サイクロップス:
     タイ・シェリダン
アレックス・サマーズ/ ハヴォック:
     ルーカス・ティル
カート・ワグナー/ ナイトクローラー:
     コディ・スミット=マクフィー
エン・サバ・ヌール/ アポカリプス: 
     オスカー・アイザック
オロロ・マンロー/ ストーム: 
     アレクサンドラ・シップ
サイロック: オリヴィア・マン
エンジェル: ベン・ハーディ
ストライカー大佐: ジョシュ・ヘルマン
ローガン: ヒュー・ジャックマン

勝手に評点:3.5
(一見の価値はあり)

(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox

あらすじ

1983年。人類初にして最強のミュータント・アポカリプスが長きにわたる眠りから目覚めた。神として君臨する彼は、世界に新たな秩序をもたらすべく、現代文明を滅ぼすためにマグニートら「黙示録の四騎士」を招集する。

それを阻止すべく行動を起こすプロフェッサーXだったが、その能力を評価したアポカリプスによって捕らわれてしまう。すべてのミュータントの力を併せ持つというアポカリプスに、若きミュータントたちは決死の戦いを挑んでいく。

スポンサーリンク

レビュー(ネタバレあり)

四銃士を従えた最古の敵

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』から始まった新タイムラインの三作目は、前作『フューチャー&パスト』でウルヴァリンが改変した過去から10年後が舞台となっている。

ミュータントの存在が明るみに出たことで、彼らを神の再来と崇めるカルト集団が人類初のミュータント、アポカリプス(オスカー・アイザック)を蘇らせる。確か、前作のエンドロール後に登場した大物キャラだ。

滅法強いミュータントだが、精神を移す儀式の間は無防備になるため、傍らに実力を認めた四騎士を置く習慣があるという。何とも歴史を感じさせる設定だ。

「黙示録の四騎士」としてボスのお眼鏡に適ったのは、ストーム(アレクサンドラ・シップ)サイロック(オリヴィア・マン)エンジェル(ベン・ハーディ)、そしてエリック(マイケル・ファスベンダー)の4名。

ひとりひとり出会っては仲間に引き入れていく過程が、まるで『西遊記』三蔵法師のようだ。

(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox

くっつき離れてを繰り返す二人

ほかのメンバーはともかく、アポカリプスとマグニートのふたりがいるだけで戦力的には十分。アポカリプスは、ミュータントの置かれた現状を嘆き、彼らを救済するために、世界を支配することを目論む。

そしてそのために、チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)の精神を支配下におこうと、「恵まれし子らの学園」のメンバーたちに攻撃をしかけてくる。

人類にとっては敵にみえるアポカリプスだが、ミュータントにとっては意外と頼れる人物なのかもしれない。そこに賛同するエリック。

喧嘩するほど仲の良いチャールズとはいつも通り敵対することになるエリックだが、今回は身元を伏せて隠遁生活を送っていたのに娘を人間に殺されてしまう。本作でもまた、エリックが怒って逆襲するのも無理はない仕立てになっている。

(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox

本作にはカメオ出演のように台詞もなく、またメンバーともニアミスするだけでウルヴァリンが登場する。ヒュー・ジャックマンは次回のスピンオフ作を最後に引退表明していたので、最後の顔出しだったのだろうが、ただでさえ長くて複雑な本作の展開のなかでは、失礼ながら余計な登場だった。

敵味方の陣営

X-MENは、毎回敵味方の構成が変わるので、コアなファンともいえない中途半端なレベルで欠かさず観ている層(つまり私とか)は、結構本作でも悩む。むしろ新シリーズしか観ていない程度の人の方が、理解しやすいかもしれない。

結局本作では、前述の四騎士を従えた三蔵法師のアポカリプスを相手に、チャールズを中心に学園のミュータントたちが結集する構造だ。敵陣のメンバーは少数なので、エリックが相手側について陣営が固まれば、あとは深く考えずに楽しめる。

(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox

チャールズ側には、レイヴン(ジェニファー・ローレンス)ビースト(ニコラス・ホルト)ナイトクローラー(コディ・スミット=マクフィー)という青い肌の三人衆。

そして、創立メンバーのひとりハヴォック(ルーカス・ティル)が敵にやられてしまい、代わりに活躍するのが弟のサイクロップス(タイ・シェリダン)。今回貴重なコミックリリーフとなったクイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)は、仲間の窮地を救いまくる。そして最強の切り札、ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)

ウルヴァリンがいないことで、いつもは脇役の座に甘んじていたミュータント勢が、力を合わせて戦う姿は本作の白眉だ。サノスに全員で立ち向かうアベンジャーズと比べると、個々のメンバーはだいぶ小粒だが、戦い方はどこか似ている。

戦いの中ですっかり髪の毛まで失って坊主頭になっているチャールズが精神を乗っ取られそうになった絶体絶命の中、アポカリプスを阻止せんと空から鉄骨が二本落ちてきて地面に突き刺さる。それも『X』の文字を描くように

く~っ、決めすぎだぜ、怪傑ゾロかよ、マグニート。

そして、みんなが力を合わせ反撃を開始し、ジーン・グレイが最強の力を解放してフィニッシュを決める。こうして、人類最古のミュータントは敗れ去った。さあ、次はいよいよシリーズの完結編だ。