ドラマ | ページ 12 | シネフィリー

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『ゆれる』考察とネタバレ|朽ちた欄干が持ちこたえることはあるだろうか

西川美和監督の代表作。渓谷にかかる吊り橋のように、オダギリジョーと香川照之の兄弟の間を揺れ動く心理と確執。真木よう子が初々しい。
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『ディアドクター』考察とネタバレ|家族に乾杯する人情話とは違う

西川美和監督が笑福亭鶴瓶とタッグ。山間の村の住民たちに信頼される唯一の診療所の医師の物語。平凡なヒューマンドラマではない、スジはある。
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『ペインアンドグローリー』考察とネタバレ|アルモドバルの自伝極まれり

ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画はここに極まれり。盟友アントニオ・バンデラスの熱演による、酒と薔薇の日々。
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『すばらしき世界』考察とネタバレ|他人の不幸を見逃すんが立派な人生か

西川美和監督と役所広司が初タッグ。刑期を終えた男が目指すカタギの生活を、不寛容な社会は赦してくれるか。この世界は生きづらい。
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『ROMA ローマ』考察とネタバレ|日本よ これも映画だ。

この作品のためにNETFLIXに申し込んだ人も多いはず。芸術的ながら退屈はさせない、贅沢な映像体験。キュアロン監督、渾身の一作。
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『私というパズル』考察とネタバレ|粉々になった破片は元には戻らない

前半20分を超える自宅出産の長回しワンカットがずっしり重い。粉々になった破片は、元には戻らない。ヴァネッサ・カービーの熱演が光る。
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『こっぴどい猫』考察とネタバレ|小っ酷い批評を覚悟で作った作品なのか

モト冬樹生誕60周年記念作品を、どういう訳か今泉力哉監督が撮る。現実とは残酷なものと知る群像劇。これが60歳の記念になったのかが気になる。
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『ヒルビリーエレジー 郷愁の哀歌』考察とネタバレ|白人貧民の哀歌に郷愁なし

米国の繁栄から取り残された白人貧民層。どん底から進学しエリートを目指す息子と薬物依存の母。エイミー・アダムスとグレン・クローズの迫力演技に圧倒。
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『その手に触れるまで』考察とネタバレ|邦題からは想像できない激しさ

ダルデンヌ兄弟が描くイスラム原理主義に傾倒する少年の悲劇。洗脳からの更生の難しさ。少年の心に潜む、頑ななイスラムの神への信仰心。
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『もみの家』考察とネタバレ|硬いもみの殻を破らなければ成長はない

不登校の16歳少女が、自立支援組織の共同生活で硬い殻から解放されていく。南沙良好演。
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『チチを撮りに』今更レビュー|念のために言っておくが家族ドラマである

中野量太監督の初長篇。幼い頃に家を出た父の死に顔を撮りに、田舎まで出向く姉妹が出会う父の親族。
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『ステップ』考察とネタバレ|重松原作ものの評価基準は結局泣けるかどうか

シングルファーザーが保育園から小学校卒業まで娘と暮す10年。山田孝之の頑張るパパのもとで成長する娘。年齢ごとに演じる三人の子役たちが輝く。
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『Mank マンク』考察とネタバレ|不朽の名作『市民ケーン』の印象が変わる

デヴィッド・フィンチャー監督。実在の新聞王をモデルに『市民ケーン』を仕上げた脚本家マンク。ゲイリー・オールドマンがいい。
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『沈まない三つの家/ お兄チャンは戦場に行った!?』今更レビュー

中野量太監督の初期作品。逆境にある様々な家族の踏ん張りが、繊細に、だが力強く描かれている。
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『朝が来る』考察とネタバレ|そしてベビーバトンは渡されたのか

養子縁組で男児を持った夫婦。平和な家庭に生母からの脅迫が。辻村深月と河瀨直美、渾身の人間ドラマ。授ける側と育てる側、両者をつなぐベビーバトン。新しい朝が来るか。