日本

クライム

『かくしごと』考察とネタバレ|公務員じゃなくても飲酒運転はダメ、ゼッタイ

その嘘は、罪か、それとも愛か。あの夏、彼女と少年、そして父親の三人は確かに<家族>だった。杏が再び問いかける『真夏の方程式』。
恋愛

『アナログ』考察とネタバレ|スマホを持たないだけなのに

ビートたけし初の恋愛小説を、二宮和也と波瑠の主演で映画化。アナログな恋物語というのは、単に古めかしいメロドラマという意味なのか。
ラブコメ

『からかい上手の高木さん』考察とネタバレ|初恋と書いてからかいと詠む

恋愛映画の名手・今泉力哉監督が山本崇一朗の人気コミックを実写映画化。西片と高木さんの10年後を描いた本作。からかい上手の初恋は100%片想いか。
コメディ

『カラオケ行こ!』考察とネタバレ|「リンダ リンダ リンダ」ならエモいんだが

中学生の合唱部長からカラオケ指導を受けるヤクザ。ありえない設定のコメディだが刺さるひとには刺さるらしいぞ。さあ、ご一緒に。紅だー!
ハードボイルド

『帰ってきたあぶない刑事』考察とネタバレ|探偵はハマにいる

『さらば あぶない刑事』で刑事卒業したはずのタカとユージが、まさかのカムバック。懐かしさとよせばいいのにのイタさ、どっちが胸に刺さるか。
スポーツ、ゲーム

『春に散る』考察とネタバレ|ボクシング映画、ここまでベタで委員会

沢木耕太郎のボクシング小説を瀬々敬久監督が映画化。佐藤浩市も渋いが、横浜流星の俊敏な動きと窪田正孝との対戦は見もの。ただ、ベタな展開に堪えられるか。
クライム

『ミッシング』考察とネタバレ|久保田利伸じゃなくてTHE虎舞竜だったとは

𠮷田恵輔監督に石原さとみが出演直談判した<あたしが変わるトリセツショー>、娘の失踪事件に疲弊する夫婦を描いた、心がヒリヒリする作品。
2024 映画レビュー

『湖の女たち』考察とネタバレ|琵琶湖より哀を詰めて

吉田修一の原作を大森立嗣監督が映画化。『さよなら渓谷』以来のタッグは、更に湖の深みにはまり混迷を極めるが、福士蒼汰と松本まりかの演技は出色。
ファンタジー

『埋もれ木』今更レビュー|見上げてごらん、夜の馬を、鯨を

小栗康平監督のファンタジー濃度は本作で更に高まる。現実と空想の境界線が曖昧になっていき、全ては最後の幻想的なシーンに収れんする。
戦争・反戦

『福田村事件』考察とネタバレ|関東大震災から100年後の不都合な真実

ドキュメンタリー作家の森達也が、実力派俳優を集めて撮った気魄の劇映画。関東大震災から100年目にして、白昼の下に晒される地獄絵図。
コメディ

『ドロステのはてで僕ら』今更レビュー|二分後の自分自身としりとりを

劇団「ヨーロッパ企画」の映画第1弾。テレビ画面の向こうには、二分後の俺がいる。
コメディ

『リバー、流れないでよ』考察とネタバレ|ティファニーよりキフネーで雑炊を

劇団「ヨーロッパ企画」の映画第2弾。京都老舗旅館を舞台に、2分間のタイムループ繰り返し
ドラマ

『悪は存在しない』考察とネタバレ|フルーツサンド屋も補助金目当てだったね

濱口竜介監督がベネチアで銀獅子賞を獲得し、オスカー+世界三大映画祭すべて受賞を果たした記念碑的作品。
ラブコメ

『春画先生』考察とネタバレ|江戸の華は火事と喧嘩だけじゃない

塩田明彦監督が日本映画史上初めて、無修正での浮世絵春画を紹介する奇妙なラブコメ。
ミステリ―

『獄門島』金田一耕助の事件簿⑤|三作目の正直

市川崑監督と石坂浩二の金田一耕助シリーズ第三弾。原作は横溝正史の最高傑作。